Appleは4月の「Spring Loaded」イベントで、11インチiPad Proと12.9インチiPad Proを刷新しました。iPad Proの両バージョンには、MacBook Air、13インチMacBook Pro(ベースモデル)、Mac mini、24インチiMacにも搭載されている同社の新型M1チップが搭載されています。
12.9インチiPad Proは、前世代の12.9インチiPad Proと比べて大幅に明るくなったと言われるミニLEDディスプレイを搭載しています。また、100万:1という「リアル」なコントラスト比を実現しており、画面上のコンテンツがよりリアルに見えるようになります。

新しいディスプレイ技術が原因かもしれない
12.9インチiPad Proの新規予約注文の出荷日が、7月中旬まで延期されました。遅延の理由は、このモデルに採用されている新しいディスプレイ技術によるものと考えられます。ミニLEDディスプレイはまだ比較的新しい技術であり、ディスプレイメーカーが量産上の問題に直面しているという報道もあります。

テクノロジー業界全体も、世界的な半導体不足に見舞われています。新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、昨年はサプライチェーンが若干影響を受け、生産目標のほとんどが達成されませんでした。また、多くの人が在宅勤務をしているため、従来型PCの需要がかつてないほど高まっています。
一方、11インチiPadは5月末までに出荷される予定です。11インチiPadの需要が減っているのか、それとも従来の液晶ディスプレイの方が製造が容易なためなのかは不明です。しかし、一部のアナリストは、Appleなどの企業も世界的なチップ不足の影響を多少受けていると指摘しています。
今年、AppleはiPad Proをこれまで以上にMacに近づけました。あとはiPad ProにmacOSのようなオペレーティングシステムを導入するだけです。