Apple製品には磁石が搭載されており、ペースメーカーのインプラントに悪影響を与える可能性があるとNewScientistは指摘しています。最新のフラッグシップモデルであるiPhone 12シリーズには、ワイヤレスMagSafe充電技術と連動して動作するための磁石が背面に搭載されています。また、Apple Watch Series 6(以前のバージョンも含む)には、専用の充電ドックに引っ掛けるための磁石が搭載されています。
研究者によると、iPhone 12とApple Watch 6を近づけるとペースメーカーが停止する可能性があるとのことです。ペースメーカーインプラントには「マグネットモード」が搭載されており、患者がMRIスキャンなどの検査を受ける際に作動するとのこと。

Appleのウェブサイトで、Lynda Hさんが「ペースメーカーを装着していてもApple Watchは安全ですか?磁石は邪魔になりますか?」と質問しました。
以下の回答はコミュニティの誰かから提供されたものです。
Apple Watch、一部のバンド、Apple Watch磁気充電ケーブル、およびApple Watch磁気充電ドックには磁石が含まれています。これらの電磁場と磁石は、ペースメーカーや除細動器などの医療機器に干渉する可能性があります。お使いの医療機器に固有の情報、および医療機器とApple Watch、バンド、Apple Watch磁気充電ケーブル、およびApple Watch磁気充電ドックとの間に安全な距離を保つ必要があるかどうかについては、医師または医療機器メーカーにご相談ください。

FDA は、体内に医療機器を埋め込んでいる人は、次のような簡単な予防措置を講じることを推奨しています。
- 特定の携帯電話やスマートウォッチなどの民生用電子機器は、埋め込み型医療機器から 6 インチ離して保管してください。
- 医療機器の上のポケットに家電製品を入れたまま持ち運ばないでください。
- ホームモニタリングシステムがある場合は、それを使用してデバイスを確認してください。
- 家電製品や埋め込み型医療機器内の磁石に関して何らかの症状がある場合や質問がある場合は、医療提供者にご相談ください。