AppleはApp Storeで競合アプリを軽視していたことを認める

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AppleはApp Storeで競合アプリを軽視していたことを認める

2019年、ウォール・ストリート・ジャーナルニューヨーク・タイムズは、Appleが自社アプリを競合他社の類似アプリよりも「一貫して」上位にランク付けしていると報じました。しかし、iPhoneメーカーであるAppleは、そのような慣行が社内で行われていたことを認めず、不正行為は何もしていないと主張しました。

それから2年が経ち、AppleがApp Storeの検索結果で自社アプリを上位表示させていたことが明るみに出ました。同社はゲームメーカーのEpic Gamesとの法廷闘争に巻き込まれています。Epic対Appleの裁判では、古いメールが提示され、そこにはApp Storeで自社アプリを上位表示させることについてApple社員間で交わされた会話が明確に記録されていました。

AppleはApp Storeで競合アプリを軽視していたことを認める

それ以来ブースターを外した

AppleはApp Storeの検索結果でファイルアプリを上位に表示させる変更を行ったと報じられています。ユーザーが「Dropbox」(別のファイル管理アプリ)を検索しても、Appleのファイルアプリが上位に表示されるのです。さらに驚くべきことに、「Dropbox」で検索しても、検索結果の最初のページにDropboxアプリは表示されませんでした。

2018年にEpic GamesのCEO、ティム・スウィーニー氏がAppleにメールでこの問題を最初に報告しました。しかし、Appleはその後、App Storeからブースター手法を削除しました。「手動によるブーストを削除し、検索結果の関連性を高める予定です」と、Appleのアプリ検索責任者であるデバンクル・ナスカー氏は書いています。

App Storeは、お客様がアプリを見つけてダウンロードできる安全で信頼できる場所、そしてすべての開発者にとって素晴らしいビジネスチャンスとなる場所を目指して作られました。App Store検索の目標はただ一つ、お客様が探しているものを見つけることです。私たちは、すべての開発者にとって公平な方法でこれを実現し、特定の開発者や競合他社のアプリよりも自社のアプリを優遇することはありません。今日、開発者にはアプリを配信するための選択肢が数多くあります。だからこそ私たちは、世界中のお客様に向けて、開発者がアプリを簡単に、公平に、そして素晴らしい機会として開発できるよう、尽力しています。

りんご

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