Incipioは、定評のあるデザインを新しいデバイスに採用してきた実績があります。そのため、iPad 2用のFeather(35ドル)はご存知の方も多いでしょう。以前のバージョンと同様に、Featherは厚さ1mm未満の非常に薄い黒、ピンク、白、青、赤のハードプラスチックシェルで、ソフトタッチのラバーコーティングが施されています。タブレットの側面にカチッとはめて装着することで、背面とエッジの大部分をカバーします。フィット感は非常に優れていますが、この新バージョンはiPadの前モデルのデザインを踏襲しており、エッジが不必要に露出しています。


Incipio の Apple ケースの歴史を考えると、このシェルのフィット感が完璧であることは驚くことではありません。
Featherはぴったりとフィットし、左右のベゼルと接する部分の前面アルミニウム部分を覆うだけです。背面カメラ、サイドスイッチ、音量ボタン用の切り欠きは正確なサイズで中央に配置されています。さらに、ケースの薄さを考えると、操作に支障はありません。Featherを装着したiPad 2を手に持てば、ケースの厚みはほとんど感じられないでしょう。Incipioが「Vanity Kit」を同梱しているのも嬉しいですね。アプリケーターカード、クリーニングクロス、透明スクリーンプロテクター、そしてアンチグレアスクリーンプロテクターがセットになっています。特にアンチグレアスクリーンプロテクターは、ケースメーカーが同梱しているケースは滅多にないので、特に嬉しかったです。
これらのスクリーン保護フィルムを追加すると、ガラス面が保護されなくなるため、ケースの価値が確実に高まります。


Featherの最大の問題は、IncipioがiPad 2の上下の端を露出させたことです。これによりボタンやポートに自由にアクセスできる一方で、これまで見てきた多くのプラスチックケースよりも保護性能が低くなっています。初代iPadでは、AppleのiPad Dockにドッキングできるよう底面が完全に開いているのはある程度正当化できたかもしれませんが、iPad 2のDockはそれほど使い勝手が良くなく、サードパーティ製のアクセサリもそれほど大きな開口部を必要としません。さらに、ボタン部分が十分にカバーされていないという事実も相まって、Featherはどこか物足りない印象を受けます。