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もちろん、これらの機能を利用するには、Microsoft 独自のクラウド サービス(OneDrive または SharePoint)を使用する必要がありますが、Microsoft は Office 365 サブスクリプションに 1 TB のクラウド ストレージを付与しているので、ほとんどのユーザーはその点については問題なく利用できるでしょう。新しい自動保存機能と共同編集機能は実際には連携して動作します。ドキュメントに加えた編集内容を他のユーザーが確認できるようにするには、ほぼリアルタイムでクラウドにプッシュする必要があるためです。リアルタイム編集中は、ドキュメント ウィンドウの右上隅に、誰が一緒に作業しているかを示すサムネイルと、他のユーザーが作業しているセクションを示すフラグが表示され、入力時に変更内容を確認できます。
今回のアップデートでは、Excelに新しいグラフと関数が追加され、PowerPointには新しいプレゼンテーションのアウトライン作成を自動化する「クイックスターター」モードが追加され、OutlookにはApple Mail風のスワイプジェスチャが追加されました。最新バージョンのリリースノート全文は、Microsoftのウェブサイトでご覧いただけます。Microsoft Office 2016は、Office 365サブスクリプションの一部として、個人利用の場合は年間70ドル、最大5台のコンピュータで利用できるホームユースの場合は年間100ドルでご利用いただけます。