GoogleはAndroidウェブサイトのGoogleメッセージページを更新し、iPhoneが2024年秋からRCSメッセージングプラットフォームをサポートすることを強調しました。このページでは、Appleが最新のメッセージング技術であるリッチコミュニケーションサービス(RCS)を採用する計画を発表したことが説明されています。AndroidメーカーであるAppleは、この動きを「すべての人にとってより優れたメッセージング体験を意味する」と表現しています。
このページでは、Google メッセージの主な機能について解説しています。高解像度の写真共有、カラフルなテーマ別チャットページ、自撮りGIF、写真を使ったカスタマイズ絵文字などです。さらに、Google メッセージのプライバシーとセキュリティ機能についても詳しく説明されており、スパム対策やRCS対応のデータ暗号化チャットなどが含まれています。さらに、継続性機能により、デバイス(ノートパソコン、タブレット、スマートフォンなど)間でシームレスなメッセージング体験を実現します。

iOS 18はRCSサポート付きでリリース予定
Appleは2023年11月にiPhoneへのRCSの統合を発表し、「来年後半」、つまり実質的には2024年後半というタイムラインを示しました。提案されたタイムラインから、iPhoneでのRCSサポートはiOS 18のリリースと同時に開始されると推測する人もいます。ただし、iOS 18がRCSサポート付きでリリースされるのか、それとも18.x以降のアップデートでRCSサポートが導入されるのかは不明です。

GoogleがRCSメッセージングを統合メッセージングプラットフォームとして実現するための取り組みを開始したのは2016年のことでした。これはSMSの代替として、またWhatsAppなどのインターネットベースのメッセージングプラットフォームの成長市場への代替として機能しました。Googleはメッセージングプラットフォーム分野で苦戦を強いられており、Google Talk、Google Hangouts、Alloなど、数多くのアプリを市場に投入してきました。Googleが開発したメッセージングプラットフォームはどれも成功しませんでした。

RCSによって、GoogleはAppleのウォールドガーデン方式を打ち破ろうと決意しているようだ。この方式は、iPhoneユーザーの大多数(特に米国)がAndroidデバイスに移行できない原因となっている。長年にわたり、iMessageのロックインはAppleに魔法のように有利に作用してきた。つまり、Androidに乗り換えたユーザーは、同じiPhoneユーザーとのメッセージング体験が劣悪なものになってしまうのだ。