Appleは、iPadシリーズを単なる大画面(拡大版)iPhone以上の存在として推し進めています。同社は2015年にiPad Proを発表した時点で、この道を歩み始めました。iPad Proは、iPadにMacの機能をより多く取り入れるよう圧力をかけ続けています。iPad AirもiPad Pro中心の機能をいくつか取り入れ始めていますが、「Pro」グレードの機能という点では依然としてiPad Proに及ばない状況です。
今の大きな疑問は、iPadにXcodeが搭載されて、アプリをリアルタイムで開発できるようになるのはいつになるのか、ということです。もちろん、MacBookはそれをカバーしていますが、取り外し可能なキーボードとタッチ入力が搭載されるようになったら興味深いですね。

iPadとMac – 同じアーキテクチャ
Appleは今年、Xcodeにいくつかの大きな新機能を導入しました。このアプリはM1 Macをサポートするため、ARMアーキテクチャ向けにも開発されました。注目すべき点は、iPadのチップもARMアーキテクチャに基づいているということです。
XcodeはAppleプラットフォームにおけるあらゆる開発の中心であり、Xcode 12ではmacOS Big Surにマッチした斬新なデザインを採用しています。新しいドキュメントタブにより、複数のファイルを高速かつ軽量に開くことができ、インターフェースファイル、ログファイル、プロジェクトファイルはそれぞれ専用のタブで開くことができます。ナビゲータのフォントはシステムサイズに合わせて調整できるようになり、小、中、大の3種類から選択できるようになりました。また、Xcode 12はmacOSユニバーサルアプリをデフォルトでビルドし、Apple Siliconを搭載した新しいMacをサポートします。
りんご
iPadが開発デバイスとしても利用されるようになる未来はそう遠くないかもしれません。今年初め、Appleの主要リーカーがiPad版XcodeがWWDC 2020で発表されると噂しましたが、これは実現しませんでした。AppleはiPad版Xcodeのリリースを来年に延期していた可能性もあります。
WWDC 2019でmacOS Catalinaと同時にデビューしたMac Catalystにより、開発者はiPadアプリをMacに簡単に移植できるようになりました。macOS Big Surでは、Mac Catalystアプリは広々とした新しいデザインを自動的に継承するとともに、開発者に強力な新しいAPIと、アプリの動作をより細かく制御する機能を提供します。
りんご