Apple CEO のティム・クック氏は日経のインタビューで、iPhone 11 Pro Max と Pro にミッドナイトグリーンが採用されたのはセイコーアドバンスのおかげであると語っています。
セイコーアドバンスはAppleのインクサプライヤーの一つです。CEOの訪問時、セイコーの技術者がミッドナイトグリーンの染料をCEOに披露しました。同社によると、この染料は高度な職人技と管理体制のもとで製造されたとのことです。

セイコーアドバンスは、日本における私たちのかけがえのないサプライヤーの好例です。彼らの職人技と細部へのこだわりのおかげで、iPhone 11 Proの美しい色彩が生き生きと表現されています! pic.twitter.com/PFEuXo7Fy0
— ティム・クック (@tim_cook) 2019年12月10日
セイコーが製造したグリーンインクは、汚染物質を使用していません。セイコーの営業部長である加部幸徳氏は、同社がより高い耐久性と色精度を実現したと述べています。クック氏はこのインクの環境に優しい特性に非常に感銘を受け、iPhone 11のラインナップにミッドナイトグリーンを追加しました。セイコーは、Appleのスマートフォン向けにスペースグレー、シルバー、ゴールドも製造しています。
Appleとセイコーアドバンスは、2011年にクック氏がインクメーカーを招聘して以来、協力関係を築いてきました。加部氏はクパチーノの本社を訪問し、セイコーアドバンスのインクが需要に追いついていないことを発見しました。セイコーアドバンスは改良を施し、Appleへの黒インクの供給を開始しました。