Apple、iPad 2向けFinal Cut Pro、Final Cut Camera、Mac版のアップデートをリリース

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Apple、iPad 2向けFinal Cut Pro、Final Cut Camera、Mac版のアップデートをリリース

AppleはiPad 2向けにFinal Cut Proをリリースしました。これは、M4チップを搭載した新しいiPad Proの優れたRAW処理能力を活用できる機能強化を備えています。「…for iPad 2」という名前は、2011年に発売された第2世代iPad向けのアプリのように聞こえますが、Appleはもっと良い名前にするべきでした。同時に、Final Cut CameraもiPhoneとiPadで利用できるようになりました。

両アプリは今年5月にAppleのiPadイベントで発表されました。このイベントでは、新型iPad Pro、2サイズのiPad Air、そしてApple Pencil Proが発表されました。Appleによると、M4チップを搭載した新型iPad Proは、M1 iPad Proと比較してレンダリング速度が2倍、ProRes RAWストリーム数が4倍に向上します。また、iPad ProはM4チップを搭載する唯一のデバイスであり、Macにもこの新チップは搭載されていないことも重要です。

iPad 2用Final Cut Pro

マルチカメラサポート、手動コントロール、AI機能

新しいFinal Cut Pro for iPad 2は「Live Multicam」に対応しており、最大4台のカメラをワイヤレスで接続して同時にプレビューできます。Final Cut Cameraは、設定を手動で制御するための補助アプリとして機能します。Final Cut Pro for iPad 2では、各カメラの映像を監督視点で確認できます。 

Final Cut Pro for iPad 2 マルチカムサポート
Final Cut Pro for iPad 2 マルチカムサポート

さらに、Final Cut Cameraアプリでは複数のiPhoneまたはiPadを接続できます。ライブマルチカムの各アングルはアプリによって自動的に転送・同期されるため、ユーザーはポストプロダクションでの編集作業を容易に開始できます。さらに、シャッタースピード、フォーカス、ISO感度、フォーカスピーキング、グリッドオーバーレイなどをiPhoneとiPadで操作できます。

ファイナルカットカメラ
ファイナルカットカメラ

Appleはまた、Mac版Final Cut Proのアップデートもリリースし、ビデオフレームをブレンドして動きを強調する「スムーズスローモーション」機能や、ビデオを自動的に調整して色補正する「ライトと色の強化」機能など、新しいAI機能を導入した。

 Final Cut Pro for iPad および Final Cut Pro for Mac のアップデートは、すでにソフトウェアを購入しているユーザーには無料で提供されます。


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