中国の半導体メーカー、フォックスコンは暴動を起こした労働者に現金報奨金を支払うと発表したが、その代償として労働者は会社を去ることになった。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う隔離環境をめぐる騒動を受けて、フォックスコンの従業員数千人が街頭に出て懸念を表明した。当初はボーナス未払いが従業員の行動の引き金になったと考えられていたが、その後、フォックスコンの経営陣は「技術的なミス」だと主張した。

ロイター通信によると、フォックスコンは現在、抗議活動参加者に対し、辞職に加えて1,400ドル(1万元)の補償金を提示している。情報筋によると、2万人以上の従業員がこの補償金を受け取って退職したという。新規採用者は生産ラインに所属しておらず、この補償金を受け入れた2万人は先週発生した暴動に参加していたと考えられている。
中国政府は最近、生産率を維持するために同社にはさらに10万人の従業員が必要だと発表した。