Simplismは以前、Leather Smart Shellなどのケースに、多くのOEM製品に見られるようなカールした「爪」のようなデザインを採用していると指摘しました。iPad mini用Smart Flip Shell(40ドル)では、ありがたいことに、より適切に設計されたハードプラスチックシェルに切り替えられました。ケース自体には他にも問題点はありますが、この改善はSimplismが少なくとも正しい方向に進んでいることを示しています。


ブラック、ベージュ、ブラウン、パープルの4色展開で、前面と背面のパネルは、同社が多くの製品に使用しているのと同じ合成皮革で覆われています。素材が本物ではないことは明らかですが、端が丸まっている点を除けば、概ね良好な質感です。シンプルでフラットな外観を損なっているのは、背面のiSightカメラ用ホールと、前面カバーの右端にあしらわれた木製のアクセントで、同社の十字ロゴが刻印されています。
その端から曲がった部分には、ケースを固定するための硬いプラスチック製のクリップが付いています。iPad mini本体にカチッとはまるのですが、実際には、特に片手だと少し押し込みにくいです。ベルベットのような素材で覆われているとはいえ、硬いプラスチックなので、タブレットの金属製の本体を傷つけてしまうのではないかと心配でした。



背面カバーの右側には、前述のシェルが接着されています。これは、現在よく見られる多くのシェルとほぼ同じで、長辺を完全に覆いつつ、上下の縁はわずかにカバーが留まり、すべてのポートとボタンのための開口部が残されています。背面カバーがシェルから少し突き出ているため、音量ボタンとサイドスイッチへのアクセスが少し難しくなっていますが、問題ではありません。
シェルの反対側には4つのクレジットカードスロットがあり、横向きスタンドの支柱としても機能します。残念ながら、ビデオスタンドを設置するためにシェルの一部を持ち上げた際に、接着剤が剥がれる音が聞こえ始めました。乱暴に扱ったり、小さなお子様が触ったりすると、Smart Flip Shellが損傷する可能性があります。


SimplismはiPad miniホルダー部分のデザインを以前より良く仕上げましたが、それでも満足できるものではありません。縁が丸まっている、クリップが使いにくい、シェルの接着が不十分など、真の成功とは言い難い点が多すぎます。